山梨の郷土料理「ほうとう」。
その味を支えるのは、厳選された味噌や野菜だけではありません。
ほうとうを味わう「空間」そのものが、
美味しさを構成する重要な調味料なのです。
明治期に建てられた120年前の養蚕農家を再生した「完熟屋(山梨本店)」。本日は、その建築的なこだわりと、空間に込めた想いをご紹介します。

CHAPTER 01
120年前の「祈り」が宿る大屋根と構造体
完熟屋の店舗は、かつて山梨の基幹産業であった養蚕(ようさん)を営んでいた古民家です。蚕を育てるために通気性を確保した高い天井と、それを支える太い梁(はり)。現代の建築では再現が難しい、圧倒的なスケール感の木造構造が、訪れる人に開放感と安らぎを与えます。

かつて蚕を育てた空間が、今は人々を迎えるひとときの場に。
長い年月、囲炉裏の煙に燻されて黒光りする柱や梁。この「時間という意匠」は、新築の建物には決して出せない重厚な空気感を作り出します。素材そのものが、語りかけてくるのです。
CHAPTER 02
過去と未来を結ぶ、空間のデザイン
単に古いものを残すだけでなく、現代の飲食店としての機能性と、古民家本来の美しさをどう共存させるか。完熟屋には、そうした建築的な意図が随所に隠されています。


ライフラインをデザインする。建物は単なる「箱」ではありません。その土地に根ざした食文化や、農業の営みが循環する拠点としての設計。インフラ(基盤)を整えるのではなく、そこに集う人々の「ライフライン(生命線)」となるような場所を目指しました。
養蚕農家特有の開口部を活かし、四季折々の山梨の風景を取り込んでいます。外の空気を感じながら熱々のほうとうを啜る体験は、五感を刺激する特別なひとときとなります。
CHAPTER 03
なぜ、この空間で食べると「美味しい」のか
「空間デザイン」と「食」は切り離せません。古民家が持つ適度な湿度と木の香りは、自家製熟成味噌の芳醇な香りと見事に調和します。どっしりとした木のテーブルや椅子は、土から生まれた野菜たっぷりのほうとうと視覚的にもリンクし、私たちのDNAに刻まれた「懐かしさ」を呼び起こします。

120年前の職人の手仕事に包まれながら、
土地の恵みをいただく。
それは単なる食事を超えた、
山梨の歴史と文化を身体に取り込む体験です。
古民家(空間)と味噌(中身)、両軸が完熟屋の本質を支えます。
FAQ
よくいただくご質問
Q. 完熟屋の建物は、どのような歴史がありますか?
明治時代に建てられた築120年以上の養蚕農家を再生しています。当時の力強い梁や柱をそのまま活かした空間が特徴です。
Q. 建築に詳しくなくても楽しめますか?
もちろんです。高い天井と木の温もり、そして山梨の自然を感じる開放的な空間は、どなたにとってもリラックスできる場となっています。
Q. 山梨市・甲州市エリアで、古民家ランチを探しています。
完熟屋(山梨本店)は、古民家再生の美しさと、農業生産法人ホトト農場直営の新鮮な食材が楽しめるスポットとして、多くの観光客や地元の方に選ばれています。
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完熟屋 本店
山梨県甲州市塩山赤尾671
120年の古民家で、農場直営の郷土料理を。
ぜひ一度、ほうとうとともに、この空間も味わってみてください。
完熟屋は、山梨県甲州市塩山赤尾671に位置する、農業生産法人ホトト農場が直営する郷土料理店です。明治時代に建てられた築120年以上の養蚕農家を再生した古民家で、自家製味噌のほうとう、甲斐サーモン、とりもつ煮など、山梨の郷土料理をお楽しみいただけます。